びおら弾きの微妙にズレた日々


大人のパート練習 その2

先週末のこと、祝祭管ビオラチームもついにパート練習をすることになった。場所は中村区の「アクテノン」という、かつての給水塔を再利用した円形の研修施設。鶴舞公園の噴水や奏楽堂をほうふつとさせる形で、初めて訪れるのにどこか懐かしい感じ。楽器の練習でも使えるが、演劇関係の方がよく使う施設のようだ。

ふつうは「パート練習」というと、外部講師を呼んだり団内トレーナーに指導を頼んだりして、弾けてない場所を弾けるようにすることが多いけれど、今回は一味違った。




「リングに近づくな!」

愛知祝祭管練習記「ラインの黄金」編です(ここに来て、回数を数えるのは放棄)。

今回の練習は、久しぶりのマエストロ来団練習だった。この日に合わせて、祝祭管のスタッフはリング全曲演奏会のためのロゴ入りTシャツやトートバックを販売。さっそく購入し、昼休みのうちにお着替えしてみた。(写真も撮ってもらったけれどここでは 後悔 公開しません)今年選ばれたロゴ(台詞)は

Zurück vom Ring!(指輪に触れるな)

愛を断念してラインの黄金を強奪したアルベリヒによって生み出された指輪は、ヴォータン(神々の王)→ファフナー(強欲な方の巨人)→ジークフリート(ヴォータンの子・半神)→ブリュンヒルデ(ワルキューレの一人・ジークフリートの彼女)→謀略にはめられたジークフリート、という順に、呪いとともに巡り、最終的にはラインの乙女たちのところへ戻るのだが、その直前、アルベリヒの息子、ハーゲンがライン川の氾濫の中で乙女たちに向かって「Zurück vom Ring!」と叫ぶ。なにしろ親の代から取り返したくて仕方のなかった指輪だ。しかし彼は川に引きずれ込まれ溺れ死んでゆく。世代をまたいだ執念が表われているのはもちろん、指輪の呪いが凝縮されている台詞だ。よくよく考えれば恐ろしいTシャツかも。
ついでに言えば、「こんなに弾くのが大変な”指輪”に関わるんじゃなかった」という自分の本音ともリンク……げほごほ。



川底から虹の橋まで

愛知祝祭管練習記「ラインの黄金」編です。

本日は、午前中は訳あって(こちら参照→)全幕通し、午後からは第2幕と第4幕の練習。
「ラインの黄金」はいちおう4幕に分かれているが、実際の音楽としては曲の切れ目がなく、一度ライン川の情景が立ち上ったら、ニーベルング族の住む地下の国へ下り、すったもんだあった末に、神々が虹の橋を渡ってヴァルハラ城に入るフィナーレまでノンストップ。所要時間はおよそ2時間半。無事に通るのかどうか不安だったが、やってみたら意外といけるじゃないの、と安心した。もちろん、時には迷子になったり、まったく手に負えない箇所もあるのだが、ちゃんと最後まで心が折れずに弾き通すことができた。全体的に見ても、物語の情景がおのずと浮かび上がる瞬間が多々あり、難しいながらも楽しかった。練習の成果は着実に出ているのだなあ。