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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   
カテゴリー「びおら練習記」の記事一覧

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やっと決まった

何がって、ボーイングがようやく決まった。
 #玉転がしぢゃなくて、弓の上げ下げがオケ全体で揃うように取り決めることです。
どうしたわけか、今回トップを受け持ってくれる人がまだ一度も練習に来ていないという非常事態が続いていて、私たち平(ヒラ)のびおら弾きは、バイオリンパートに適当に合わせて弾いていた。
基本的にボーイングは各パートのトップが相談して決めることになっているが、うちのオケの場合、チェロ団員がいなくて、ビオラのトップもいまだ顔を見せずだから、決めるに決められない状態だったのだ。
それが、今日は弦楽器のトレーナー(バイオリン、ビオラ、チェロ各一人ずつという豪華さ!)にきてもらうことができ、おかげで「当面はこれでいきます」というボーイングを決めてもらうことができた。やれやれ。ほっ。

今日も心地よくぐったり疲れて帰ってきた。これでも最近色々考え事が多くて頭がオーバーヒート気味だったので、何もかも忘れるぐらい疲れるとすっきりする。
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「さあ、楽しい音楽の時間です」

本日のオーケストラの練習もシベリウスをみっちり。
しかもびよらはたったひとり。
ええ、一人で他のパートと張り合ってきましたとも。今日はチェロがいたから、まだ弾きやすかったし。

トレーナーは、はじめて来てもらうE氏。この方は、本番指揮者の紹介で、察するに、下棒というか、後輩的存在。

ところが、練習の面白さは指揮者を上回る。
とにかく弾丸のように語る。
先輩指揮者をそんなにネタにしていいんですか? というぐらい物マネがうまい。
シベリウスをクレイジーだと言い切った。まったく同感だ。(この話については別記事で)
達者なのは口だけでなく、曲の理解、音楽の理解については素晴らしいと思った。
そうなのよ、音楽は生き物なのよ、と激しく心のなかでうなづいた。

シベリウスの場合、同時に2種類以上のメロディが鳴ることはざらにあるのだけど、そういう時はメロディ同士で寄り添おうとするのではなく、対立して張り合って緊張感を生み出さないと、音楽が動き出さないのだと、目からウロコなことを教えてもらった。
管楽器と弦楽器で、ちがうメロディをやっているとする。バイオリンが管楽器に圧倒されて自分を見失おうものなら、すかさず「あなた、負けましたね」と指摘される。面白すぎる。

シベリウスだけではない。近現代の音楽の面白さは、ハーモニーの調和でなく、対立が生みだす緊張感にある。そう思うと、先日クラリネット五重奏の時に聞き比べた、ウィーン八重奏団と東京クゥワルテットの違いがよくわかる。前者は完全に古典的で、後者は現代風の演奏になっている。

ますますへたれたびおら弾き

本日はオーケストラの練習。
予定外に本番指揮者が来ることになったが、付け焼刃すらあてがうこともできず、玉砕覚悟で出かけた。

実際は、練習が始まってまだ日が浅いという、こちらの状況を納得の上で来てもらったので、とりあえずはシベリウスのシンフォニーを通した。曲のつくりと雰囲気をつかむ練習……じゃないな、ほとんど譜読み。(事実、今日始めてⅠ楽章を合わせたよ、自分。自慢できることじゃないけど)

びおらは二人。この間と同じ、音大の女の子と私のみ。その他、バリバリに弾ける面々は外国へ出張中だったり、仕事が忙しくてこれなかったり。
音大生の子は、難しいパッセージは弾けても、ビオラとオケにあまり慣れていないので休符をきっちりカウントすることや、長い休みの後で思い切って入らなければいけない場所が苦手。(もちろん私だってそうだ) おまけにチェロはいなくて弾きにくいし、二人で譜面と格闘した。

いやもう、スリルと冒険に満ちた練習だった。4楽章で迷子になったときはもう復活できないかと思った。管楽器の音を頼りに、「ここだ、ここにこのフレーズが入るはずだ」と、清水の舞台から飛び下りるつもりで、えいっと入ったら、運良くビンゴだった。マジでこわかった。

早く余裕で弾けるようになって、曲の凄さを体感しながら弾きたいよ。
カッコいいフレーズはあくまでもカッコよく、美しいフレーズはうっとりと酔いながら。

にしても、疲れた……。昨日が本番で今日はバリバリ弾いて、右手も左手もかなりきてる。
昨夜は夜中に置きだして、3時間ばかり書き物をすすめてしまったし。

へたれびおら弾き

室内楽演奏会の本番が終わった。

リハーサルはそこそこ上手くいったと思う。
先週現れなくて大騒ぎしたクラリネットのお嬢さんはバッチリ吹けていた。
(彼女の右手首には湿布&サポーターがしっかり巻いてあったから、たぶんこの一週間は死ぬ気で練習したんだろう)
初めて5人であわせたが、それっぽい仕上がりになって安心した。

そのあと、本番まで3時間近くあったので、のんびり買い物などをして過ごしたのがいけなかったのか、それとも前の晩に夜更かしして寝不足だったのがいけなかったのか。

いざ本番。
……これまで一度も落としたことのなかったフレーズを落とした。 頭の中から拍の勘定が消えて冷や汗をかいた瞬間が二回。
なんかもう、後悔しきれない。
でも、クラリネットのお嬢さんは本番後に言った。「来年はブラームスのクラ5やろうね」

まだ、頭の中にはクラ5のメロディが鳴りつづけている。

明日は、オケの練習がある。しかも、本番指揮者が、急に都合をつけて振りに来る。そんなの予定外。まだシベリウスもモーツァルトも、さらいきれてないよ。
明日は明日で泥沼なのさ。

あわせてみたけれど

講演会から一夜明けて日曜の朝は、洗濯もそこそこに、びおらをかついでオケの練習場へ。

クラリネット五重奏曲の合わせがある。
初めて音を合わせるので、無事に最後までたどり着けるかどうかハラハラしながら通したら、何とかクリア。朝早いのと緊張のせいで、あまりまともな音は出なかったが。
私の感触では、細かい音符を各自できちんとさらっておけば、なんとかなりそう? お互いに呼吸を感じることはできるし。いや、まだフレーズ感がイマイチかも……。

それより、大問題なのが、クラリネット吹きのお嬢さんが現れなかったこと。

5人揃うのが、日曜の朝しかないというので、家事をほったらかしにして来たのに~!
てゆうか、主役はクラでしょう?

幸い、その場にいたフルートさんが代吹きしてくれたけど、次に顔を合わせるときは本番当日なんですが。

今月のつぶやき

ネタは切れてからが勝負です

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