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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   
カテゴリー「びおら練習記」の記事一覧

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やっと懐かしいひびきが

ついに本番まであと一週間をきった。先週末も土日連続で練習。
練習終了一時間前に左手親指の付け根がピシッと来て冷や汗をかいたが、(腱鞘炎の前科があるので)、その後腫れることはなくて一安心。右腕は、適当に力を抜いて刻んでいたので大丈夫。本気で「嵐」の楽章を刻むのは本番の時だけでいい。

人数が揃ったせいか、先週絞られたのが効いたのか、今回の練習でようやくオーケストラとしてまとまってきたような気がする。
指揮者氏の機嫌はすっかり元に戻り、和やかな雰囲気で練習は進んだ。
自分的にも、この一週間まじめにさらえば本番に間に合いそうだと、目処は付いたし。ただし、まじめにやれば、という条件つきだから油断はできない。

オケがまとまってくる、つまり各パートが自分の立ち位置を認識しながら弾けるようになると、自分も断然弾きやすくなる。リズムも合わせやすいし、ダイナミクスもつけやすい。何より、弾いていてすごく気分がいい。
すごく感覚的な例えだけど、濁り水の中をわけもわからず泳いでいたのが、不意に澄んだ水の中に出て、魚や水草を観賞しながら泳げる感じ。

自分の音が確実にオーケストラの一部になっていることを感じつつ、やっとこのオーケストラ本来の音が戻ってきたと思った。
この音が好きだから、多少遠くても通っているんだよ。
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のしイカにされた気分(副題:おたけび)

土日連続練習の二日目。
前夜のピリピリした雰囲気は変わらない。

さすがに今日はチェロがいた。4人もそろっているのを見るのは、今回の練習で初めてかも知れない。
それでも指揮者氏は、まだまだご不満のよう。
「ぼくが来る日には必ず全員そろっているよう、お願いしたじゃありませんか」
と、インスペクターはじめ、出席しているチェロのメンバーに不機嫌をぶつける。
もちろん、いない人に向かって叫ぶわけにもいかないからね。

基本的に、指揮者の練習にはすべて必ず出席するのが当たり前ではあるが、何というか、これは練習日程の設定にまず問題があると思う。
6月は指揮者氏の都合でまったく来れず、本番3週間前になってから土日連続の練習が二週続いてあり、次の週末が前日リハーサルと本番。
一応回数だけは4回あることになっているが、社会人として、週末をまるまる趣味のオーケストラに使うのは、まず無理である。土曜日だって仕事のある人は多いし、そうでなくても、週末にまったく家族サービスができないお父さん(もしくは母)には、家族からクレームがつきそうなものだ。
いくら3年契約の3年目とはいえ、こんな無茶な日程を組まされるよりは、もっと予定にゆとりのある指揮者を選んだ方が良かったのではとさえ思う。

そして指揮者氏の二つ目の憂鬱が、「前に言ったことが出来ていない」
これは、個人の練習によるところが半分、あとは練習システムの問題が半分と見た。
だって、指揮者があらかじめ指摘した問題点が、確実にトレーナーに伝わっていない。欠席した団員にも伝わっていない。
どこのリンクをつなげたらうまく機能するのかは、新参者の自分には分かりかねるが、でも言うだけ言う。

そして指揮者自らピリピリしたオーラを振りまきながら、しかも「このオケどうしようもないなあ」という空気を隠せないまま「リラックスして弾け」はないと思うんだけど。
もちろん、こっちに責任はあるのは分かっているが、その辺は割り切ってくれないと、お互いのために良くないのでは?

ピーンチ!

あと二週間で本番というオーケストラ、昨日は午後6時~9時の練習で、帰ってきたら10時を回っていました。
今日は午後1時~6時です。午前中に家の片づけと夕食の支度をすませ、子どもたちにおやつと退屈しのぎを持たせ、練習場まで連れて行かねばなりません。二日間連続はきついものがありますが、そんなことより。

指揮者のご機嫌が大変よろしくない。

なんたって、昨晩はチェロが一人もいない。
メンデルスゾーンのVnコンチェルトをやれば、代弾き(本番ソリストの代わりに弾く練習用ソリスト)は上手くないし、オケも(日ごろの練習不足がたたって)バラバラだし。
日ごろ、のほほんとしている(ように見える)ビオラトップのYさんも、さすがに顔色変わってました。

今日はこのピンチを乗り切れるのか。

今日も練習

2週間ぶりのオケ。よく考えたら、本番まで一ヶ月切っているんだよな。
少しずつ弾けるようになったとはいえ、まだまだ不安な箇所は数多く。

「売られた花嫁」は難しいのが分かっていて、みんなそれなりに練習するので、ゴールが見えてきたような気がする。
自分も弾けるし、オケ全体が互いに合わせる余裕が出てきたみたい。だから、弾いていて楽しい。

「田園」は発展途上。
出来るところは出来るが、問題有りの箇所は数多く。
そして何が難しいって、ダイナミクスをきちんとつけること。ピアノやフォルテといった音量のコントロールが出来ないと、曲としてのメリハリがまるでなくなってしまう。それが分かっていてもなかなか思うようにできない。
楽譜通りに弾くと言うことは正しい音を出すのみならず、音量や音質にまで気を配らなくてはいけないので、難しい。

メンデルスゾーンのVnコンチェルトは、これが大問題だな。
ひどく難しい曲ではないので、練習を後回しにしてきた結果、今になっても入りがよくわからない場所があったり(滝汗)。 この良くない現象は、自分ばかりではなさそうなので、本番前にソリストがきたとき、オケがちゃんと合わせられるのか非常に不安。

次回から、いよいよ本番指揮者による練習が続く。 楽しみだけど、まともに弾ける場所を増やしておかなきゃ。

今週の練習

先週おさぼりしたが、今日(正確には昨日)はちゃんと練習に行ってきた。
オケとしても自分としても曲の流れがつかめてきたかな、という手応えがあった。
ところどころ、音がうまくかみ合う瞬間があって、「そうそう、これが合奏なのよ」と一人で感激する。

それだけでなく、日ごろの練習が効果を現してきたのか、ようやく指が速さについてゆけるようになった。
あの忙しい「売られた花嫁」を弾いているときに、「あ、ちゃんと指がまわってるじゃん」と感じられたのだ。
田園の2楽章も以前よりは弾けている。こつこつ練習を続ければ、ちゃんと弾けるようになるんだ。
ごく当たり前のことだけど、効果が見えないのに続けるのは難しいんだよ。

今月のつぶやき

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