本番から一週間たって、オケのインスペクターより、「ネットに本番の録音をアップしました」とのメールを受け取ったのでさっそく聞いてみた。
売られた花嫁、意外と行けてるじゃん。
恐ろしく早いテンポが幸いして冒頭の飛び出しはあまり目立っていない。欲を言えば、もう少し躍動感があれば、というところ。
メンデルスゾーンのコンチェルトは、ソリストの許可をとっていないのでパス。
田園は、うーん、惜しいなというところ。
色んな意味で雑なのだ。微妙に出だしが揃わないバイオリン、強弱の付け方も中途半端だし、フレーズの最後の音は投げやりだし。
そういったところがうまく出来れば、そこそこ聴ける演奏になったのにな。
ただ、5楽章だけは良かった。特に最後の30小節ぐらいは非常にうまくまとまっていた。
そしてどんなに雑でも、このオケ独特の、地に足の付いた音色は健在なのだった。
何をどうすれば、この音色をもっと生かせるのだろう。
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