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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   
カテゴリー「びおら練習記」の記事一覧

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今日もお疲れ

オーケストラの練習日。乗り気薄な子供たちをひきつれて出かける。
指揮者を迎えての練習だったので、さぞかし賑やかだろうと思って行ったら、意外にこじんまりしていた。
1stバイオリンが6人、2ndバイオリン3人、びおら4人、チェロ、コンバスが1人ずつ。
うーん。本番の人数の半分もしくはそれ以下。今ひとつな人数だなあ。
そろそろエキストラが現れてもいい頃じゃないのかな。
そのせいかどうかはわからないけれど、指揮者の気合いも今ひとつだったような。

今日は、田園の4楽章と2楽章をみっちりしごかれた。
曲の表情を云々する以前に、パート同士のリズムがかみ合わない。
ベートーベンなんだから、いつでも必ずどこかのパートがリズムを刻んでいる。だからそれに耳を傾けてくれればいいのだが、悲しいかな、誰もが自分の楽譜と音に夢中なのだ。

2楽章の16分音符をうねうね弾きながら、「後ろの管楽器、頼むから正しいリズムにはめてくれ~!」と心の中で叫んでいた。指揮に合わせればメロディとずれる。メロディにつけると指揮者と合わない。びおら弾きはどうすりゃいいんだ。

人間の感覚は微妙な一方で、かなりいい加減な部分もあり、リズムなんかは、その場の雰囲気や身体の都合にものすごく振り回される。(指が回らないとかブレスの都合とか)
つまり、規則正しく弾いているつもりでもいつの間にか走っていたりのびていたりするものなのだ。
dim...と見れば音が小さくなるだけでなくテンポが勝手に落ちたり、下降音型になると自然と急いでいたり。
すると違うことをやっているパートと合わなくなるのは当然で、逆にそういうクセみたいなものを意識していると、それだけで改善されたりするのに。

練習後はいつにも増してへろへろ。肩から指の先までじんじんと痺れたようになっていた。
びおら弾きにとって、田園の中で一番体力的にきついのが2楽章。続いて4楽章。どちらも音符の密度が濃い。例によって、表に出る部分はごくわずかで、延々と縁の下の力持ちをやらされる。それが合奏になると美しい響きを支えるのだからやめられない。
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ちょっとは弾けるようになったかな

昨日はオケの練習日。弦のみが集まっての分奏が中心。
「売られた花嫁」と田園の1・3楽章を中心に練習する。

びおらが二人しかいなかった前回とは違って、強力メンバーが4人来たので助かった。
もちろん、自分的にも多少は弾けるようになった(はず)。
それとも、季節が良くなったので指の動きが良くなっただけかな。

ようやく曲の全体像がつかめるようになった感じ。
全体がつかめると、自分がどんな音を出せばいいのか自然とわかってくる。
そうすると、やっとアンサンブルの面白さが実感できるようになる。
特に田園みたいな古典的な曲はアンサンブルが命だから。
もちろんアンサンブルを楽しむには、基礎的な技術がしっかり身に付いていないとだめなんだけど。

再来週は本番指揮者が来る予定。
それまでには、うねうね続く2楽章の16分音符を何とかしなくては。そのためには冗談抜きで指に筋肉がつくぐらい練習しないとね。

指にどれだけ筋肉がついているかを知る方法→
手のひらを下にして、机など、平らな場所に置く。
親指から順に一本ずつ自力で浮かせてみる。このとき、他の指が動いてはいけない。
親指、人差し指、中指までは楽勝なはず。小指もたぶん大丈夫。
しかし、薬指が単独で動くだろうか。中指といっしょでないと持ち上がらないということはないだろうか。
このとき、薬指が動かないのは、指に筋肉がついていないからなのだそうだ。
少し(例えば5ミリぐらい)浮かせると、少しは筋肉がついている。
指を動かす練習をして筋肉がつくと、ちゃんと薬指も単独で浮かすことができるようになる。

……と、昔コントラバス奏者の人に教えて貰った。
私の場合は4センチぐらい持ち上がる。でもとなりの中指に比べたらまだまだ。
弦バスを弾こうと思ったら、指の力も握力も相当必要だろうな。あの太い弦をしっかり押さえなきゃいけないんだから。

季節の変わり目にご用心

といっても花粉症のことではなく。

最近急に暖かくなったせいか、楽器の具合が少々おかしい。
先日の合奏で懲りたので、真面目に練習しようと楽器を取り出し、チューニングを確かめるために弦を弾いたらヘンな音がする。
びよーん。
これ何線?

D線が下がっているのはいつものことなので気にしないが、めったに狂わないA線がゆるんでいる。
なんだか嫌な予感がした。

キリキリとペグを巻いて、正しいAの音合わせ、手を離す。するとペグはあっという間にゆるんで、再び 「びよーん」。
もういちど音を合わせ、これでもかとペグをぎゅうと糸倉に押し込み、力技で止める。とりあえずOK。
つぎ、D線。これはいつもすぐに下がるクセがあるので、心して音を合わせたが、やはり手を離したとたんにペグがゆるむ。
何度もやり直していると、ビキッと嫌な音がして、さっき合わせたはずのA線がゆるんだ。(´ヘ`;)

こんなことを繰り返し、普段の数倍の手間をかけてチューニングを済ませたのだった。
それでもって、翌日はC線がゆるんでいたりする。
(ペグの滑り止めにはチョークが効く、と学生時代に教えてもらったことがあるが、一般家庭にチョークはない/涙)

楽器は素材を考えればわかるが、生き物と同じで、気候や天気に大きく左右される。
3週間ぐらい前まで、冷たく乾燥した空気に包まれていたのに、急に夏みたいな気温と湿度。
マイびおらも、タガが外れたんだろうな。

そういえば、この間の合奏では、コンミスがチューニングに手間取っていたっけ。
スチール弦はともかく、高級なガット弦なら余計に気温に敏感。温度が上がるとすぐ伸びる。
バイオリン族の楽器は日本の気候にあまり合わないと聞いたことがあったような。

泥沼にはまる

気がつけば、このブログ、2週間以上も放りっぱなし。
決してぼうっとしていたわけでなく、いろいろあったんです。

まずは4月24日の練習の話。
どうせ今日は団内トレーナーによる練習だから、と軽い気持ちで出かけたら大変な目にあった。
出席人数が少ない。2ndバイオリンが少ないのはいつものことだが、ビオラは私の他に、久しぶりに練習に来たというYさんのみ。
チェロは一人。コントラバスに至っては0。
その状態で弾くとどうなるか。
「弾けてるふり」が通用しなくなる。
というわけで、Yさんと二人、見事にはまった。
一番難儀したのが田園の二楽章。
そういえば、合奏でまともに通したのはこの日が初めてだ。
うねうね続く16分音符の伴奏がこんなにしんどいとは。
しかも、Vnの邪魔をしてはいけないという。
2楽章の成否は16分音符の伴奏にかかっているとまで!
(そんなの言われなくてもわかっているよ……と負け犬の遠吠え)
びおらって技術と同じぐらい体力が必要なんだと痛感した。

ほかにも、入りを間違える&落ちる&音程が合わない
などなどびよらジョークをそのままやってきた。
びおらだけでなく、ちぇろも同じような感じだったことを付け加えておこう。

とにかく弾いてはみたものの

昨日、約二ヶ月ぶりにオケの練習に出た。
本番指揮者が来るのだから外すわけにはいかない。
しかし、これが今年に入ってやっと3度目の練習とは。(T_T)

売られた花嫁とメンデルスゾーンのVnコンチェルトは、全体をさらっと流す程度にとどまったので、あまりボロが出ずにすんだ……と思う。
大きな声では言えないけれど、Vnコンチェルトは私にとって実質的な譜読みだった。
それでもどうにかついてゆけたのは、10年前に弾いたことがあるから。ああ助かった。
花嫁の方も決して弾けたわけではないけど、曲の軽さを楽しむ程度の余裕はあったかも。

弾けないくせに管楽器と弦楽器のかみ合わせが悪いところは聞こえて「お?」となることがしばしばあった。
座っていた場所がちょうど、木管群のすぐ前なので、弦と管がずれるとすぐわかるし、間に立ってリズムを刻むびおらはつらい。
特に、コンチェルトで独奏バイオリンと木管が合わないのはどうかと。

田園は4・5楽章。嵐と嵐が去った後の祈りの部分。
嵐はテンポが少々早いけれど、問題はそれではなく♭4つという調性。とっさに譜面が読めない。
また、開放弦がほとんど使えないので小指を酷使しなくてはならず、それが嫌ならポジション移動がひどく増えるのが悩みの種。
あとはほとんど刻んでばかりなので、他の楽器に比べたら申し訳ないぐらい楽なのだけど。
スコアを見ると、コントラバスなんて、無理難題を突きつけられた一休さんより酷い目にあわされている。

次に合奏に出るときはもう少し楽しめるように、真面目に練習しておこう。

今月のつぶやき

ネタは切れてからが勝負です

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