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びおら弾きの微妙にズレた日々(再)

音楽・アート(たまにアニメ)に関わる由無し事を地層のように積み上げてきたブログです。

   
カテゴリー「音楽の話」の記事一覧

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モーツァルトがいっぱい

来年の定期演奏会で弾く曲が決まったので、それらの曲が入ったCDを某熱帯雨林で注文した。届いた箱を開けてみれば、モーツァルトだらけ。

大ミサ曲に、序曲集、そしてピアノコンチェルト。

演奏会のプログラムはこんなかんじ。

モーツァルト 序曲「コシ・ファン・トゥッテ」
         モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」
         ピアノ協奏曲 第27番
シベリウス 交響曲第2番

モーツァルトの3曲を集めようとすると、どうしてもCD3枚を買わなくてはいけない。どうせならカップリングの美味しそうなものをと考えた。(モテットは大ミサ曲の後ろにくっついていたし、Pコンは25番とのカップリング)

3枚のなかで一番気に入ったのはピアノコンチェルト。→
内田光子のピアノが心に染み入る。モーツァルトがヒーリングにも効くのだと初めて納得した。

あ、でも今聞いているモテットもいいなあ。ソプラノ歌手(マリア・シュターダー)の声がすてき。
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やっぱり良かったフォーレ

ほぼ衝動買いといっていいフォーレのピアノ五重奏曲は大当たり。
気に入ったので、左下のライフログに追加。
詳しいデータはそちらをぽちっとクリックすれば出てきます。

かの有名なシシリエンヌを含む組曲「ペリアスとメリザンド」を聞いたとき、深い森の中にいるような雰囲気に圧倒されたけれど、その一番の理由はゆったりしたリズムと独特の和音。
例えばベートーベンみたいな、きちんと響く五度とか三度とかの和音は少なく、むしろ不協和音に近い響きが多用されていて、しかもそれが非常に美しく感じられるようになっている。

今回手に入れたピアノ五重奏曲の一番と二番はさらに作りが込み入っていて、私如きには読み解けないのは承知の上で、感想のみを書かせてもらうなら、和音と音の構成、つまり各楽器がどのように音を絡ませていくか、そのつくりが面白くてたまらず、見事にはまった。

音の流れや和音は近現代的なのに、(実際に一番が完成したのは1905年、二番は1921年)ものすごくしっくり自分の感性に馴染む。

ベートーベンがレンガを使って堅固な城壁を作るとするなら、フォーレはイレギュラーな形のパーツをくみ上げて全体的には非常に均整の採れた塔を作り上げてしまう、そんなイメージがする。
それに何度聞いても飽きない不思議。

つい、ぽちっとな

フォーレのピアノ五重奏曲の二番を衝動買いしました。
ジャケ買いではありません。
フォーレの名曲集に↑の第一楽章が入っていたのです。
もともとはシシリエンヌ目当てで買ったCDでしたが、今朝聞いていて、いきなり取り憑かれました。
曲の響きが近代的というより、現代に片足突っ込んでいるところがいいのです。
もやもやとしているようで、実は地に足がついている音がたまりません。

気に入って、すぐにその曲のCDが買えるのだから、ネットはこわいです。

春とクロイツェル

先日、レンタルビデオ店で子供用のビデオを借りたついでにクラシックCDをレンタル。

春が近いから、というわけでもないが、ベートーベンのVnソナタ「スプリング」と「クロイツェル」が入ったものをレンタルした。

パソコンのCDドライブに入れ、イヤホンをつないでガンガン聴いている。
モニター付属のスピーカーでは、どうしようもなくしょぼい音しかでないので、イヤホンの方がよっぽどまし。
ソナタや室内楽を聴く分には悪くない。さすがにダイナミクスの激しいオーケストラを聴こうという気にはならないが。

クロイツェルは本当にしい。
バイオリンとピアノが互角に張り合っているところがとても好きだ。
バイオリンソナタというと、バイオリンが主役でピアノは伴奏というイメージがあるけれど、決してそうではない。
特にベートーベンの場合はそうだ。
二つの楽器がまったく対等の立場で、ある時は対立し、あるときは同調しつつ、音楽をつむいでゆく。規模は小さいが、交響曲を聴いているような面白さがある。
また、見方を変えれば、二人の人間が語り合っているようなおもむきもある。
トルストイが、この曲に刺激されて同名の小説を書いているが、それもなるほどと思う。

スケートとS&G

ケーブルTVでスポーツ専用チャンネルを見ていたら、プロのスケーターによるショーが行われていた。
演技が美しいのはもちろんだが、偶然流れてきたサイモン&ガーファンクルの音楽で画面に釘づけ。
「アメリカ」を懐かしく聞いていたら、次に「明日に架ける橋」のイントロが流れてきて、ああ大好きな曲だと喜んで画面を見ていたら、なんとアート・ガーファンクルの姿が!
生演奏をバックに滑るとはなんて贅沢なと思いつつ、スケート演技に見入った。

アートもずいぶん年をとったなあ。かつての声とはずいぶん違う。あの美しい高音も出しづらいのか、ところどころ音を下げて歌っていた。
だが、サビの部分はさすがに昔のまま、迫力満点で歌ってくれた。とくにラストの一節はオーラが漂っていたくらい。これだから生の歌はいい。

美しい演技と歌が終わったら、アンコール風に「59番街橋の歌」
これはCDを流していたけれど、肩ひじ張らない、軽めのこの歌もお気に入り。半分ぐらいは空で歌える。
「明日に架ける橋」は高校生の頃、全曲暗記に挑戦して、今でも歌詞の8割は覚えている。
(メロディは一度覚えたら忘れません)

そもそも、大学に行って英語の勉強をしようと思ったきっかけがS&Gだったりするのだ。

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