本日は、愛知県美術館で開催中の「ロイヤル・アカデミー展」の感想を少々。
1768年、ロンドンに設立された「ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ」は設立当初から現在に至るまで、英国美術界の最高権威の立場を守ってきた。(ちなみにベートーベンの生年が1770。音楽で言えば古典派真っ盛りの時代に設立されている)
アカデミーの正会員になることは、芸術家として大変な名誉だった。正会員と認めてもらうために提出する「ディプロマ・ワーク」、美術を学ぶ学生の教育用として、ヨーロッパ各地から集められたマスターピース、これらがアカデミーの主な収蔵作品である。18~9世紀の英国美術を代表する画家の作品を展示したのが、今回の「ロイヤル・アカデミー展」。