びおら弾きの微妙にズレた日々

誘われてフランス音楽

年度が変わり、忙しいことが重なってキリキリ舞いしている中、そういう時こそ息抜きの時間は必要かもれしない、と思ってコンサートに出かけてみた。場所は豊田市コンサートホール。そう、数年前にユーリ・バシュメットの日本公演を聞くため、雪の中を頑張って出かけたホール。

豊田市を中心に活動しているセンチュリー室内管弦楽団というアマチュアオケがあり、そこの定期演奏会にお邪魔してきた。今回はプログラムが好みでねぇ。ぜ~んぶフランスもの。

ラヴェル 管弦楽組曲「クープランの墓」
サン=サーンス 交響曲第二番
プーランク シンフォニエッタ

アンコール ドビュッシー 小組曲より「小舟にて」



目からウロコだらけ

つい最近知ったのだが、ベルリン・フィルは「デジタルコンサートホール」というものを持っている。ネット上で過去の演奏会やインタビュー、ドキュメント映画、そして演奏会のライブが見られるサイトのことなんだけども。一部無料映像もあるが、ほとんどの演奏映像は利用料を払って見るもの。

先週のこと、Facebook経由で一週間分の無料クーポンを入手した。ものは試しと思い、サイモン・ラトルの振るブラ4の演奏を見た。ちょっと様子を見て終わるつもりだったのに、ボウイングの技術に見とれ、奏者の真剣な表情から目が離せなくなり、気がついたら4楽章のフィナーレだった。
次はモーツァルトのピアノ協27番。繊細すぎる陰影の付け方や、まるで友人同士が語らっているかのように親密さあふれる音のやりとりにため息をつきながら、やはり最後まで聞いてしまう。他にも色んな曲を試し聞き。その時間はいちいち贅沢。

とにかく伊達に世界最高峰のオケじゃないんだと、有無をいわさず実感させられた。


「シューベルト」

演奏会パンフレットの曲目解説を頼まれまして。
お題はシュベルトの「未完成」なのですが、資料として伝記に目を通したらそれがとても優れた評伝で感激した次第であります。


シューベルトについて、彼の音楽性を当時の社会情勢と絡めながら詳細に分析した伝記本。彼が生涯のほとんどを過ごした当時のウィーンの様子も詳しく描かれており、音楽家は時代の流れと無縁ではいられず、その作品は意識的あるいは無意識のうちに影響を受けていることが丁寧に描き出されている。

シューベルトの生没年は1797-1828。生涯のほとんどをウィーンで過ごす。ベートーヴェンの没年が1827年だから、シューベルトは古典派を代表する巨匠とほぼ同時代、同じ場所で生きたことになる。
ところが、ベトベン御大は古典派最後の巨匠、シューベルトは初期ロマン派と分類されている。ベートーヴェンとその師匠であったハイドンの間に深い溝があるように、シューベルトとベートーヴェンの間にも(シューベルトがベートーヴェンを尊敬しその楽曲を研究していたにもかかわらず)時代の変化によってもたらされた明確な溝があった。

マトリョーシカを開けたら音の箱

となりの市の文化会館では、時々無料のロビーコンサートを開いてくれる。びおらだったり、クラリネットだったり、さまざまな楽器や分野の音楽が気軽に楽しめるので、一度足を運んでみたいと思っていたが、なかなか時間がとれずにいた。

しかし。
今回のテーマは「テルミン&マトリョミン」。
かつて「大人の科学」の付録のミニテルミンが欲しくて、何件も書店を回った経験者としては見逃せない。特にマトリョミン! 要は、テルミンの仕掛けをあのロシア名物の人形の中に入れてしまいました〜(^^)という、半分ウケ狙いの(?)オモチャのような楽器なのだが、それを真面目に使って演奏するというのだから、いったい何が出るのやら。

乱痴気騒ぎとはこのことで

瀬戸オケの定期演奏会におじゃましてきた。
(団員さんからチケットを頂いたし、指揮者が以前お世話になったI先生!)

今回のプログラムはこちら。

ブラームス 悲劇的序曲
ハチャトゥリアン 組曲 仮面舞踏会
チャイコフスキー 交響曲第五番

チャイ5は若い頃(十○年)に弾いた懐かしい曲であり、仮面舞踏会はその中のワルツを先日弾いたばかり。I先生がどのように料理されるのか、それが一番の興味だった。