びおら弾きの微妙にズレた日々

念願のヴィオラ・スペース

3年前からその存在を知りながら、なかなか行くこととができず、今年やっと! 聞きに行くことができたヴィオラ・スペース名古屋。今井信子さん始め、ヴィオラ奏者の大御所の音を生で聞くことができた。
今年のテーマは英国であります。

主な演奏曲は
ベンジャミン:ヴィオラソナタより第1、3楽章(演奏 百武由紀氏)
ヴォーン・ウィリアムズ:「グリーンスリーブス」による幻想曲(演奏 今井信子氏)
ブリテン:ラクリメ~ダウランドの投影(同上)
クラーク:ヴィオラソナタ(演奏 アントワン・タメスティ氏)
など、びよら好きとしては、実においしいラインナップ。
そうそう、英国特集といいつつ、フォーレの小品が入っていたのが心憎い。


否定はしない

この春から大学生になった娘が、さっそくサークルに入った。音楽系のサークルだけども、そこで友人経由で大学オーケストラについての噂を仕入れてきた。

「大学オケってすごい厳しくって軍隊みたいなんだって」
「大学に行くんじゃなくて〈オケに通う〉ようになるらしい」
などなど。

すみません、否定はしません。
そこに経験者としてもう一つ付け加えるなら
「弾けないヤツは黙る」


おそろしいですねー、こわいですねー。
何が一番恐いって、大学オケにいったん入ってしまうと、先に挙げたような恐ろしさを感じなくなってしまうところ。

軽く解説してみよう。



バレエなのにオペラのような

長久手フィルハーモニー管弦楽団第20回定期演奏会は

「クリスマス☆スペシャル」でありました。


 

前座 アンダーソン「クリスマス・フェスティバル」
本命 チャイコフスキー「くるみ割り人形 全幕 バレエ付き」
アンコール もうコレしかないでしょ、という選曲で、アンダーソン「そりすべり」

指揮 稲垣宏樹
バレエ Kバレエスタジオ・せとぐちバレエ
合唱 児童合唱団 We Are ONe

普通、オーケストラの演奏会で「くるみ割り人形」をやると言えば、たいてい組曲のことを指す。
アマチュアの分際でバレエ団と共演なんて、そんな恐ろしい大胆なこと、普通は考えない。
なにしろ、協力してくれるバレエ教室が見つかったとしても、児童合唱団の手配もいるし、そうすると、各団体の連絡調整が非常に煩雑になる。このマネージメントをこなせる人材が居るのか。(実際には居るのだが)
面倒な問題の中には舞台の設置もある。会場となる文化の家森のホールは、定員700名強の中型ホール。前部座席をつぶしてステージを広げたとしても、バレエの後ろにオケを押しこむのはキツイ。(これがもし、バレエ主体の舞台ならばオケはピットに入ることになるだろう)。結果、ギュウギュウに詰まった弦楽器群は隣の人とぶつかりそうだし、管楽器などは本来3列必要なところを無理やり2列に組み替えていた。そして今回もてんこ盛りな打楽器群はセンターに乗れず、下手側にぎゅっとまとまっていた模様。今回の座席は指定席で、たまたま手に入れたのが2Fの端っこだったので、陰に隠れて見えなかったのだ。残念(>_<)。(今回はなんちゃってピストルや、楽器としてのムチが登場するとのことで、実際に見るのを楽しみにしていたのに)
さらに前部座席を潰して舞台を広げると、ホールの収容人数が減って600を切ってしまう。お陰でチケットは一般販売二日目にして完売。たぶんバレエ関係者とオケ関係者とで買い占めてしまったものと思われる。本当は一般の人たちにこそ見に来て欲しいステージなので、この点は大変もったいない。(長久手市は最初からもっと大きなホールを造っておくべきだったと最近つくづく思う)

と、難題はいくつもあるのに、このオケはやってしまうんだな。一緒に見に行ったムスメさんが言っていたよ。

「長久手フィルよ、何処へゆく」

さて。前振りはこんなもんにしておいて、これからが感想です。

イーハトーブ交響曲見てきたよ

今年夏休み最後のお楽しみとして、先週足を運んだばかりの愛知芸術文化センターまで、今度は娘を連れて、冨田勲「イーハトーブ交響曲」の名古屋公演を聞いてきた。(詳細はこちら→
宮沢賢治の世界を音楽として再現、その中で初音ミクが「バーチャルシンガー」として起用されているため話題になった曲だ。
初演は2012年11月。その後NHKで取り上げられたりしたので、その存在を知っている人は多いのではないだろうか。

しかし、交響曲は生で鑑賞してなんぼである。ありがたいことに再演決定で名古屋公演もある。チケットは先行販売の情報を掴んでいち早く入手。(もっとも、当日券が出ていたけどね)

関係ないけど、トリエンナーレの作品
ヤノベケンジ「サン・チャイルド」
実物は怪獣と戦えるレベルの大きさです