中学・高校で文化祭たけなわのこの時期、息子の中学校も文化祭はやってきた。中学の場合は自主企画はほとんどなく、1日目は地元の人たちによる各種文化講座(手話、生花、木工細工、棒の手、囲碁、フラダンスなど種類は色々)を受け、2日目は市内のホールを借りて合唱コンクールとなる。
お祭り騒ぎというよりは、日ごろの勉強の延長みたいなもので、何をするにしても整然と素早い集団行動、休憩と本番の気持ちの切り替えが要求される。大変そうだなとは思ったが、それでも子どもたちは結構楽しんでいた。特に合唱コンクールはクラス対抗のバトルみたいなものだから、熱が入る入る。表彰式ではついにタガが外れ「◯組サイコー!」「イェー!」と雄叫びをあげるクラスも。
今年は全学年の合唱を最初からずっと通して見たが、すると学年ごとに上手くなってゆくのがよくわかって面白い。声量、音程、表現力、どれをとっても1学年上がるごとにはっきりとレベルが上がる。1年生をヒヨコ、2年生をメンドリとすると、3年生は鳴き声コンテストに出るレベルのオンドリだね。
特に3年生全員がまとまって歌った「信じる」(作詞:谷川俊太郎)は、あまりの迫力とていねいな表現に鳥肌が立った。その中のひとりとして真剣に歌っている息子君を見るにつけ、大きくなったなと。
PR